令和が悪いとは思いませんが、他の5つの案が弱すぎたのではないでしょうか。有識者懇で唯一全員が賛成ということも当然でしょう。

日本人の姓は、ア列(あかさたなはまやらわ)とオ列(おこそとのほもよろ)で始まるものが多い。

同じ確率だとすると、ア列で始まる姓と、オ列始まる姓と足せば、日本人全体の姓の4割にしかならないはずなのに、私の印象では8割を優に超している。

そのせいか、なじみがありすぎて重々しさが足りないともいえる。

最近の元号を見てみると、文久、元治(げんじ)、慶応、明治、大正、昭和、平成であって、大正以外にはア列ではじまるものはなく、オ列ではじまるものもない。

したがって、広至、万和、万保はない。元号は安定してもらいたいというのが心情なので、変化を示す「化」の文字のつく久化もない。「英弘」の英もシャープな語感がするたてめ、もっとまったりとした語感がよりよい。

とすると、令和しかない。最初から令和一本だったのではないかという気がしますがいかがでしょうか。

勿論何の根拠もありません。昔にさかのぼれば、万も化もあります。