3年前の参議院議員選挙と比較して、今回の選挙の1番の感想は、民進党が底を脱したということです。
民進党は3年前には民主党でしたが非改選議員17名に対して、今回の当選者は32名で倍増近い数字です。自民党は9名減(65→56)、公明党(11→14)、共産党(8→6)、大阪維新の会(5→7)といったところです。
岡田克也さんは民主党(民進党)の解党の危機を救った立役者といって間違いありません。今回1番ほっとしたのは岡田さんかもしれません。党名を民主党から民進党に変えたのが正解でした。鳩山、小沢、菅直人といったマイナスイメージを払拭できたのでしょう。
大阪維新の会は、今後は東京の異質なグループと組もうなどと考えず、独自に頑張ってほしいものです。
それでも、非改選議員を加えた議席数では、自民党が242分の121で半数を占め、公明の25を加えると圧倒的です。安倍内閣の独走はなかなか減速しません。
アベノミクスでは貧乏人は貧乏になる一方です。外国でばらまく金の一部だけでも、国内でも分配させるよう野党も少しは頑張って欲しいものです。
憲法改正の議論も現実的になってきました。タブー視することなく積極的に議論するのが正しいと思います。
憲法改正は最終的には国民投票ということになるわけですし、そこに至る過程においても、何を出来るかは分かりませんが少しずつですが責任を感ぜざるを得ません。