2014年05月26日 ひめじクラフト・アートフェアで真鍮のお皿を作りました 事務局です。5月10日(土),11日(日)に開催されたひめじクラフト・アートフェアのワークショップに参加して真ちゅうの皿を作りました。1時間かかりました。 今日の言葉 「努力はある段階をこえた時に 劇的に報われる!!」 タグ :#練習用
2014年05月17日 集団的自衛権の解釈改憲について 安倍首相は「集団的自衛権は現憲法上認められる」という解釈をとるとのことです。従前の政府の憲法解釈では一貫して集団的自衛権は認められないということでしたから、憲法の内容を、憲法改正の手続きではなく解釈の変更でやってしまうということで、離れ技というしかありません。無茶苦茶です。 安倍首相もこれはまずいという意識があったんでしょう。最初は憲法改正をしようと非常な努力をされていました。これほど真面目に憲法改正に取り組まれた首相はいなかったのではないでしょうか。少なくともサンフランシスコ講和条約締結直後の一時期を除いては。しかし、国会議員やマスコミもこぞって反対で、憲法改正は不可能だと思い至ったのでしょう。戦後70年近くになるのに、改正は0だということはもう改正は無理なのではないかと私も思います。そういう国民性なのかも知れません。 裁判中に和解案が裁判所から示されることがあります。本人に「和解を受けましょう。判決になったらもっと条件は悪い。」といっても頑として受け入れずに、敗訴判決になる。「じゃあ控訴しましょう。」といっても控訴せずにあきらめるということがあります。裁判官がだめだと言ったら仕方がない。しかし、自分の意思で決着を付けることが出来ないのです。 今回の解釈改憲について、手続きとしては無茶だと思いますが、世論はそれ程強くは反発していないように感じます。それはなぜか? 終戦間際のどさくさにソ連(現ロシア)に北方領土を不法占拠され、終戦後のどさくさに韓国に竹島を不法占拠され、今また尖閣諸島を中国に不法占拠されようとしている現状をどうすれば防げるのか?その一つの回答が集団的自衛権だということです。アメリカの軍事力がなければ、中国の尖閣諸島不法占拠は決してあり得ない話ではありません。それが、集団的自衛権容認に世論の強い反発がない理由なのだと思います。尖閣諸島の実効支配を確保する他の方法があれば、今回の集団的自衛権容認に対してもっと強い抵抗があったのではないかと思います。 ところで、憲法9条の意義は何だったのでしょうか?憲法9条があったから他国からの侵略を防げたというのは間違いですが、憲法9条があったから日本がベトナム戦争に自衛隊を派遣せずに済みました。日本が戦後70年近く、他国と戦争をしなくて済んだのは希有なことです。しかし、北方領土を不法占拠され、竹島を不法占拠され、今後更に尖閣諸島を不法占拠されても良いのかということは非常に深刻な問題です。我々の世代の考えでは、当然にそれは良くないということになるのでしょう。しかし、戦争をしなくて済むのならそれでも良いという国民も、実は多くいるのかも知れません。 タグ :#練習用
2014年05月15日 漫画「美味しんぼ」の指摘した問題 漫画の「美味しんぼ」が問題になっています。前双葉町長が漫画で書かれた内容の話をしたことは、その後のご本人のインタビューでも認めているので間違いありません。それ以外にも周辺住民で体調に違和感を感じた人がいたということはあったようです。また、漫画では鼻血は被爆が原因だとは言っていないのです。何が問題なんでしょうか。①「福島の住民に対して恐怖心をあおることになる」また②「他の都道府県民から福島に対して偏見・差別心を起こさせる」ということでしょうか。②が風評被害ということです。 しかし、現実問題として、現在、福島市・郡山市その他周辺において、他の都道府県より多い放射線を浴びていることは事実です。公衆被爆の上限の国際比較では、アメリカ・日本は年間1mシーベルトですが、ドイツ・イギリスでは年間0.3mシーベルトということです。しかし、福島市内において、現在も1時間0.12マイクロシーベルト(年換算で1.0512mシーベルト)以上を観測する場所があるということのようです。福島市のホームページを見ても分かりづらいのですが、確認して頂ければ幸いです。間違いなく安全だとは言えません。 チェルノブイリでは甲状腺がん患者が多発しましたが、被曝量が違うというのが政府の考えなのでしょう。しかし、どの程度の被曝量の差でどの程度違いが出るかは不明のはずです。 私の推測では、政府の立場は、将来甲状腺がん患者が発生するとしても、それは、僅かであり、その人達には補償をすることによって対応する、多くの人は、他の都道府県より多くの被爆をしても、表面的には何事もなく天寿を全うされるのだろう、と考えだと思います。このほうが、住民に、他の都道府県民より多い放射線を浴びているリスクを説明して恐怖心をあおるより、ベターだという考えなのでしょう。一つの考えかも知れません。 風評被害の点については、そこに住んでいる人にとっての苦痛は大変なものでしょう。しかし、被爆の影響・被害の有無を長期的に検証していくことが大切であって、それをせずに被爆の議論をタブー視することになっては、潜在的な偏見が横行するだけで、かえって危険ではないでしょうか。 政治・行政は、住民に対して、体調に違和感を感じている人の有無・状況について、定期的・長期的に調査して、対策を講じなければならないはずです。それをしないのは、政治・行政の怠慢というよりも不正だと、漫画「美味しんぼ」の作者は言いたいのだと思います。政府は、政治・行政の怠慢・不正と言う論点を、風評被害という別の論点にすり替えて逃げようとしているのではないでしょうか。 最後に、今回のテーマを作者が週刊誌に文章を載せただけでは話題にもならなかったと思います。改めて漫画、絵というものの影響力・説得力を思い知らされました。裁判でも写真や絵を使うことは従前からもありましたが、もう一度再認識して工夫する価値はありそうです。 タグ :#練習用