IOC総会の最終プレゼンテーションでの「おもてなし」は本当なんでしょうか?見返りを求める欧米流のサービスと違って、見返りを求めない心配りが日本の文化だということです。
 
 確かに、和風のサービス業や特殊な場面でそういった文化が残っているかも知れませんが、少なくとも、日本の、現在の、一般人の、日常生活においては、このような文化が普遍的に存在するとは考えられません。
  50年も以前において、アメリカ式のギブ・アンド・テイクは見返りを期待する打算的な考えであって、見返りを期待しない善意こそが日本人の美徳だと教えられました。
 
 しかし、最近は違います。利益を受けるばかりでなく、逆にお返しもしなければならない。ギブ・アンド・テイクを心がけましょうねというのである。テイク・アンド・テイクが日常的となった今、かって打算的と言われたギブ・アンド・テイクが美徳だというのです。

  安倍総理の「汚染水の影響は港湾内の0.3平方キロ内で完全にブロックされている。」「放射能はコントロールできている」との説明には唖然としました。
 
 記者会見で東電関係者も「認識が異なる」と言ったようです。 オリンピック東京開催はめでたいものの、言ったモン勝ちで良いのかと強く思います。
 
 これが日本の政治家たるゆえんなのかも知れませんが、今から7年後といえば、その頃には、福島第1原発事故を原因とする、体内被曝による人体への影響が出ていないか心配です。