最近の事件(民事)はというと、突出していた過払い金返還請求が減ってきたものの、あるところにはあるようで、その他に古今東西に普遍的な家事事件と損害賠償事件とを含めてがビッグスリーです。が、このところ労働事件の相談が増えています。ただ、相談が多い割に仕事にならないのは、弁護士さんに頼む程の金額ではないことが多いからか。労働事件といえば、労働審判です。3回の期日で解決、調停有り、審判有り、駄目ならさっさと打ち切りもあるといった、他の手続にはないダイナミクスが売りです。一方的に期日を決めてその変更も原則認めないという荒っぽさがまた魅力でしょう。誰に聞いても概ね好評です(私も同感です)。みそは、申立人、相手方をまとめて入室させて、同時にそれぞれから聞けば、大体、本当のことが分かってしまうということです。力のある審判官にかかれば安い速い旨いの良いことずくめ。
ところで、この方式を他の事件に広げられないでしょうか?家事事件に応用すれば大変なことになってしまいそうです。DV事案でなくても相手の顔も見たくないという野が普通ですし、代理人も結構危険かも知れません。感情的になる事件は出来ません。建築紛争、医療過誤、交通事故なども考えられますが、結局は、3回程度の期日で解決するには、高額な事件は無理なんでしょう。せいぜい100万円程度の金額で、感情的になりにくく定型的な処理が可能と言うことになると、労働事件に極まるということでしょうか。
ところで、この方式を他の事件に広げられないでしょうか?家事事件に応用すれば大変なことになってしまいそうです。DV事案でなくても相手の顔も見たくないという野が普通ですし、代理人も結構危険かも知れません。感情的になる事件は出来ません。建築紛争、医療過誤、交通事故なども考えられますが、結局は、3回程度の期日で解決するには、高額な事件は無理なんでしょう。せいぜい100万円程度の金額で、感情的になりにくく定型的な処理が可能と言うことになると、労働事件に極まるということでしょうか。